せきねのぼやき

平凡な大学生の「せきね」の日常をのぞいてみてください

読書ノートのススメ

どうもみなさん、お久しぶりでございます。

感動の再会を喜ぶ暇もなくいきなり本題ですが、 私の学校には「読書ノート」というものがありまして、 長期休暇中に出されたお題に沿った本を読んできてノートにまとめるのです。

他の学校でも、名前は違えど同じような宿題を出されていると聞いたので、

「私の読書ノートを皆さんに 活用して頂こうっ」

と いうわけでございます。

 

ではさっそくやっていきましょう!

 

※表現・セリフに対するこちらの感想はカットしておりますのであしからず。

 

 

 

 

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お題:小説

本の題名:新参者

著者:東野圭吾

発行所:講談社

発行年月日:2009 9 18

入手手段:学校の図書館で借りた 選んだ理由:母に薦められたから

 

<印象に残った表現やセリフ>

・「ばらばらの方向を向いているようでも、実は一本の軸でつながっているんだ。」

 

・「事件によって心が傷つけられた人がいるならその人だって被害者だ。 そういう被害者を救う手立てを探し出すのも刑事の役目です。」

 

・「(子どもというのは)自分の力だけで大きくなったように勘違いしている。」

 

<感想>

ミステリーの定番である刑事ものの王道を通っていたこの作品に多少の物足りなさを感じた。 しかし、細かい描写が凝っていて、読んでて飽きてこないいい作品だと思う。

この人のほかの作品も読んでみたい。

 

 

 

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お題:新書

本の題名:東大卒プロゲーマー

著者:ときど

出版社:PHP研究所

発行年:2014

入手手段:姉から借りた

<印象に残った表現やセリフ>

(気に入った場面)

 

・「「公務員かプロゲーマーで悩んでいる」と相談すると、プロゲーマーを進める父親だった。」

 

・「受験勉強と格闘ゲームは似ていた。過去の傾向を知り、対策することだ。」

 

・「人間は、年齢を重ね、キャリアを重ねるうちに自分の成功体験に縛られ、新しい知識を受け付けなく なっていく。そうなれば成長は止まる。」

 

・「論理は結局情熱にはかなわない」

 

<感想>

今回はタイトルに惹かれて読んでみたが、内容もすごくわかりやすくなっていて、進路について 考えているこの時期に読めて良かったと思う。

色々考えながら読めて楽しかった。

 

 

 

 

 

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お題:余裕派

本の題名:吾輩は猫である

著者:夏目漱石

入手手段:本屋で買った

 

<印象に残った表現やセリフ>

・「金を作るにも三角術を使わなくちゃいけないというのさ。 義理をかく、人情をかく、恥をかく、これで三角になるそうだ。」

 

・「人間は角(かど)があると世の中を転がっていくのが骨が折れて損だよ。」

 

・「呑気に見える人々も心の底を叩いてみると、どこか悲しい音がする。」

 

・「人間はただ眼前の習慣に迷わされて、根本の原理を忘れるものだから気をつけないとだ駄目だ。」

 

<感想>

この物語は読む前から思っていたのだが、やはり難しかった。

でも、昔の人がこれを一生懸命読んで読み伝えてきている。

これはやはり、文学的な価値があるということなのだろうと思った。

 

 

 

 

 

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お題:無し

本の題名:続・ヒーローズ(株)!!!

著者:北川恵海

出版社:KADOKAWA

発行年:2017  

入手手段:本屋で買った

 

<印象に残った表現やセリフ>

・「人は苦労した方が諦めの悪くなりますから。ここまでしたからには絶対成功してやるって 気になってもらうんスよ。」

 

☆「そいつがどれだけ不幸かなんて。金がなくって不幸せそうに見えたって実際は幸せなヤツ もいるし、その逆ですげえ金持ちでも不幸せなヤツもいるし。」

 

・「桜が咲くころに会いにおいで。」

 

<感想>

前作の続編となっている本作では、前作よりもストーリーが重くなってしまうところもあったけど、 心に残るセリフの数は他の本よりも全然多くて読んでて面白かった。

 

 

 

 

 

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お題:海外の作家の作品

本の題名:豚の死なない日

著者:ロバート・ニュートン・ベック

翻訳者:金原璃人

発行所:白水社

発行年:1996

入手手段:近所の本屋 選んだ理由:本屋の人に勧められた(先生に褒められた)

 

<印象に残った表現やセリフ>

・「手間を惜しむな。仕事はきちんと一回やるほうがいいかげんに二回やるよりいい。」

 

・「ただ見てるんじゃなくて常に教えてもらってるつもりで見なさい。」

 

・「木は人を三回温めてくれる。一度は木を切るとき。二度目は木を運ぶとき。三度目は木を燃やすとき。」

 

☆「貧しいって事は地獄です。」

 

<感想>

普段読んでいる小説よりかなり重い話でこんな時じゃないと読めなかっただろうから良かったけど、 個人的にはもっと救いのある展開がよかったと思っていた。

 

 

 

 

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お題:高踏派

本の題名:青年

著者:森鴎外

発行所:筑摩書房

発行年:2008

入手手段:中学の読書好きの同級生が持っていたので借りた。

その際彼の意見も聞けて楽しかった。

 

選んだ理由:私は幼い頃、作家になりたくて、インターネットや図書館で調べていたので、あらすじ を読んで興味が湧いたので読みました。

 

<印象に残った場面>

・「一体、日本人は生きるということを知っているのだろうか?小学校の門をくぐってからというものは、一生懸命 にこの学校時代を駆け抜けようとする。…」

 

・「…その先には生活があると思うのである。学校というものを離れて職業にありつくと、その 職業を成し遂げてしまおうとする。」

 

<感想>

読んでいて暗くなるストーリーだった。

色々な仕事をしてきた森鴎外だから書けた世界だと思う。

おもしろかった。

 

 

 

 

 

これが高校一年の一年間の読書ノートで読んできた本です。 先生の評価が高かったのは自分の意見を織り交ぜた感想でした。 是非ご活用ください!!